第4章 度数分析及びヒストグラム
I. 度数分析 (Frequency Distribution)
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度数分析とは:同じ数値、または特定の範囲内にデータがいくつ存在するかを数え上げる分析手法です。
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度数 (Frequency):対象となる数値や範囲に含まれるデータの個数のことです。
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階級 (Class):データを分類するために区切った数値の範囲を指し、「級」とも呼びます。
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級間:階級の幅(間隔)のことです。
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階級の設定:最大値から最小値の間で設定され、一般的には比較しやすいよう等間隔で区切られます。
普通、 この間隔は下記のように等間隔に取られる。

表1に一般の間隔10の度数分布表を示す。
II. 対数度数分析
度数分析の階級の間隔は、通常、同じ間隔が用いられるが、対数目盛間隔を用いた
度数分析表もあり、これを対数度数分析表と名付ける。一般の対数度数分布表は、

というような対数目盛間隔になる。
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小口データの重要性:EIQ分析では「1〜10」という少量の範囲が極めて重要であり、特に「度数1(1回のみの注文や1個の出荷)」が大きな意味を持ちます。
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対数間隔の採用:出荷量が10や100を超える大きな数値になると、10〜20%程度の誤差は計画に大きな影響を与えません。そのため、等間隔よりも「対数間隔(徐々に幅を広げる間隔)」を用いるのが合理的です。
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1〜10の区分:重要なボリュームゾーンである1から10の間は、1刻み(1, 2, 3...)の詳細な間隔を使用します。
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「度数0」の活用:出荷が全くなかった種類(度数0)を把握することで、在庫の中に眠っている「動かない商品(死蔵品)」の数を確認できます。
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EIQ分析の標準:EIQ分析において「度数分析」と呼ぶ場合は、この対数間隔を用いた分析を指し、間隔の代わりに「範囲」という言葉を使用します。
III. ヒストグラム(Histogram)
度数分布表の度数をグラフで表したものをヒストグラムと云う。グラフを度数と対 応させて作図すると表が見やすい。度数分布表にヒトグラムを添付した例を表3に示 す。
IV. 累積度数及び相対度数
各度数の和を累積度数(Cumulative frequency)という。度数及び累積度数を総度数 で割ったものをそれぞれ相対度数(Relative frequency), 累積相対度数(Cumulative relative frequency) と呼ぶ。
V. EIQ分析で用いる度数分析
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EIQ分析では、各指標がどの数値範囲(階級)に集中しているかを把握するため、5つの対数度数分布表とヒストグラムを用います。
1. 分析の優先順位
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EN・IKの優先:システム計画においては、EQやIQよりも**EN(注文品目数)およびIK(出荷頻度)**の度数分析が特に有効であるため、これらから分析を始めるのが推奨されます。
2. 各指標の役割
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EQ度数分布(客先別注文量):各客先の1回あたりの注文量がどの範囲に分布しているかを示します。
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EN度数分布(客先別注文品目数):各客先の1回あたりの**注文品目数(ヒット数)**がどの範囲にあるかを示します。
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IQ度数分布(品目別出荷量):商品ごとの出荷数量がどの範囲に分布しているかを示します。
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IK度数分布(品目別出荷頻度):商品ごとの**出荷頻度(注文の重なり具合)**がどの範囲にあるかを示します。
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Q度数分布(明細別注文量):伝票の1行ごと(各客先の各商品に対する個別明細)の注文量がどの範囲にあるかを示します。
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Ⅵ 度数分布表及びヒストグラム
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構成: 全データ数(サンプル数)28件を対象とした分析例です。
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度数と割合: 各数値範囲(階級)に含まれる具体的な**データ数(度数)と、全体に対する構成比(度数%)**を併記しています。
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視覚化: 数値データに対応するグラフとしてヒストグラムを横に並べて配置しており、データの偏りやボリュームゾーンを一目で把握できる形式になっています。